比類なき大自然のあふれる島々
• フォート・シャーロット
• パイレーツ・オブ・カリビアン
• セントビンセント植物園
• ラム酒ツアー
多くのヨットの停泊する港、圧倒される美しさのビーチ、壮大な火山のバックグラウンド、ターコイズブルーの透き通った海。なぜセントビンセントとグレナディーンが多くの船乗りや冒険家、そして著名人を惹きつけるのかは容易に想像できます。また、映画パイレーツ・オブ・カリビアン三部作の主要な撮影場所としても有名です。
小アンティル諸島に位置するセントビンセント・グレナディーン諸島は、32の島々から成り立ち、うち9島のみが有人島です。その中でも最大の島、セントビンセントに首都キングスタウンが所在します。
MSCクルーズのカリブ海クルーズで訪れるキングスタウンでの寄港地観光では、英国王ジョージ3世の妻を称えて命名された英国駐屯地フォート・シャーロットを訪れます。この要塞は1806年に建てられ、全盛期には600もの部隊が駐屯していました。30ほどの砲台は今も残り、要塞ではカリブの黒人達の歴史を記録した絵画を見ることができます。頂上からは美しい群島を望むことができ、天候が良い日には南方90マイル先のグレナダも見ることができます。
西半球における最も古い植物園の一つであるセントヴィンセント植物園を訪れる寄港地観光では、18世紀半ばに開園したこの植物園の役割についてを学びます。この植物園はセントビンセントだけでなく西インド諸島全体に適した農作物の導入、定着、配給を担い、多くの島のその後の経済と食料供給に貢献しました。植物園では熱帯植物や薬草、更に多種の鳥類を鑑賞できます。この島の固有種であるオウボウシインコもここで出会えます。更に色々なオウムに出会えるのが雨林深くにあるバーモント・ナトゥレ・トレイルをハイキングするパロット・ルックアウトツアーです。ガイド付きのハイキングではバーモントヴァレーの耕作地や植林地の中を歩きます。
セントヴィンセントはさとうきびの生産地として長年の歴史を有します。MSCクルーズの寄港地観光では、奴隷貿易の全盛期にラム酒生産に必要な糖蜜を運ぶトンネルとして使用されたブラックポイントの歴史についてを学びます。ブラックポイントを訪れた後は、ジョージタウンのラム酒蒸留所でどのように糖蜜がラム酒へと蒸留されるのかをガイド付きで学びます。カリブでも特に強いラム酒を生産するこの蒸留所ではもちろんラム酒のテイスティングもできます。
”パイレーツ・オブ・カリビアン”のファンには撮影の行われた場所を巡る寄港地観光がお勧めです。ワリラブー村から西インド特有の海賊が使用したスクーナーであるスカラムーシュ、もしくはカヤックに乗り、コウモリの洞窟として知られるビャハト洞窟を訪れます。海からしかアクセスできないこの洞窟は”パイレーツ・オブ・カリビアン”の撮影地として有名で、その名の通りコウモリの住みかとなっていますが、泳いだり、シュノーケリングをしながら観察できる美しい海の生物たちがその本当の魅力です。
特別な体験をご希望のゲストにはグレナディーンで2番目に大きなベキア島へのカタマラン(双胴船)でのクルーズツアーがお勧めです。ツアー中、ムーンホールと呼ばれる地元のプライベートコミュニティーを目にすることができます。自然と共存するライフスタイルに重きを置くこのコミュニティーの住宅は地形に直接に造形され、その多くが窓やドアを持ちません。またその後には捕鯨の歴史が色濃く残るペティー・ニービス島に移動し、英国王室の描画でも頻繁に描かれているマスティク島の風景をお楽しみ頂きます。