神秘の古代都市、ペトラ
MSCクルーズ客船から降り立つアカバは、ヨルダンの最南端、紅海のほとりにあるのんびりとした、日当たりの良い風景を楽しめる街です。
アカバは、この10年ほどの間に、ぱっとしない僻地の街から快適なレジャーの目的地へと資金不足のうちにも変貌を遂げました。 街中はもとより、沿岸のそこかしこにある豪華なビーチフロントの開発地には、あらゆるグレードのホテルが立ち並び、街のインフラと施設の改善に向けた投資が進んでいます。
街のすぐ南の沿岸にある手つかずのサンゴ礁を中心とする世界最高のダイビング、シュノーケリングスポットは、ペトラとワディラムの砂漠のアトラクションとの魅力的なコントラストを体験させてくれます。 ビーチ沿いの通り(「コーニッシュ」と呼ばれています)のすぐ後ろに、通りと路地が密集した市内の中心部があります。
MSCグランドボヤージュクルーズの寄港地観光で、ペトラを訪れてみましょう。 ペトラは、ヨルダン南部シャラ山脈の中心部の人里離れた渓谷に隠れ、突き破ることのできない岩の障壁で外界から遮断された自然の要害であり、今でも謎に包まれています。 1812年に西洋の探検家によって発見されたこの遺跡は、その壮大さとドラマチックな佇まいで、ピラミッドやタージ・マハールなどに並ぶ伝説の遺跡となっています。 かつてはローマ帝国に対抗できるほどキャラバン貿易で豊かであったペトラの街にも時のヴェールがかかっています。2,000年にわたる風雨によりクラシカルな装飾が施されたファサードの角はとれ、削られたやわらかい砂石の下から鮮やかな色の帯が晒され、目に映るすべてがソフトフォーカスの写真のようです。