チリ最北の都市
チリ最北の都市 アリカは、イキケの316km北に位置し、観光業が大きな収入源となっています。夏には海外からの観光客が、心地良い砂浜 や数少ない上質の 博物館へと集まってきます。
そのような独自の持ち味に加え、アリカは美しい ラウカ国立公園の便利な拠点にもなっています。
密集した市の中心街は徒歩で楽に探索できますが、市の上に姿を現す印象的な断崖エルモロに登ってこそ、アリカ訪問の目的達成となるでしょう。ヒメコンドルの生息地であり、そして 巨大なキリスト像が夜にライトアップされる崖上からは、壮大な市の全景を見渡すことができます。大砲が外側に配置されているこの場所には 武器歴史博物館があり、太平洋戦争で使用された武器、軍服やその他の遺物などが展示されています。
エルモロの下にはヤシの木の並ぶ、巨大な プラザ・ビクーニャ・マケンナがあり、そばには主要湾岸道路の アベニーダ・マクシモ・リラが走っています。東側にはプラザ・コロンがあり、ピンクの花や凝った装飾が施された噴水で人々を惹きつけています。
このプラザはアリカの最も有名な建築物の発祥の地でもあり、エッフェル塔で知られるギュスターヴ・エッフェルが設計した サンマルコス・ゴシック様式教会はすべて鉄を材料として作られ、1876年にフランスから運ばれてきました。
一方、卓越した 考古学博物館 は、アリカから12km離れた緑豊かなアサパ渓谷にあります。この博物館では、先コロンブス期の完全なる優れたコレクションを通じ、狩猟採集社会から始まる渓谷先住民たちの歴史をたどることができます。
中心地から20分ほど南に歩くと、砂浜のあるプラヤ・エル・ラウチョやプラヤ・ラ・リセラにたどり着きます。どちらも日光浴好きに人気のビーチで海水浴にも最適です。さらに、美しいプラヤ・ブラバや暗色の砂が特徴の、波がやや荒いプラヤ・アレニージャス・ネグラへと続きます。