進化しつづける国
連なる山々のドラマチックな景観、美しい黒海沿岸のビーチ、歴史の薫り漂う街並み、そして19世紀の面影を色濃く残す手工業の村々。ブルガリアは比較的小さな国土に多彩な魅力がぎっしり詰まった宝石箱です。
何よりも、ブルガリアで過ごす休日は、ちょっとスリリングな旅になるかもしれません。観光地や名所を少しでも離れると、そこは道路標識もなければ、路線バスの時刻表も見当たらない(あるいはキリル文字の標識しかない)異境の地。ブルガリア語以外はほとんど通じませんが、出会う人々はたいてい、道に迷っている人や困っている人をなんとか助けようとしてくれます。
近年、国のイメージが劇的に改善されたブルガリア。それは、国内の観光関連インフラの近代化が進む中、地方や黒海沿岸の廉価な不動産物件に対する海外からの関心が急速に高まったおかげといえます。 ブルガリアならではの見どころといえば、民族復興期の建築物に彩られたロマンチックな街並みでしょう。コプリフシティツァ、バンスコ、プロヴディフの街は、花柄のモチーフが描かれた木骨造(ティンバーフレーム)の建物が数多く残る、ブルガリア有数の観光名所です。
ブルガリアでは、修道院の美しさも格別。中でもブルガリアで最も壮麗な修道院として知られるリラ修道院は、ブルガリア観光で決して外せない名所です。都会の魅力を満喫するならソフィア、プロヴディフ、そして国際色豊かな黒海沿岸のリゾート地、ヴァルナやブルガスへ。後者2都市は、ブルガリアを巡るMSCの地中海クルーズの寄港地でもあります。